レクティフィケーション（rectification）

　偏位修正ともいう。カメラで撮影された場合、写真の撮影位置はそのままにして撮影方向の傾き（ピッチ、ヨー、ロール）のみを変えることにより鉛直下方に見た画像に変換することをいう。

　従来は偏位修正機により光学機械的に作成されたが、現在ではデジタル画像処理でも作成されている。この画像では地形による投影歪は修正されておらず、高さによるズレをも修正した正射投影画像（ortho-photo map）とは異なる。

人工衛星などのスキャナタイプの画像では、撮影方向の傾きが時間的に変化するため、衛星の位置、傾き（外部標定要素）を解析的に求め、この値を使用してデジタル処理することにより作成される。

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