Subject   : 人文学〔じんぶんがく〕

カテゴリー  : 人文  


 人文学〔じんぶんがく〕
人文学は、広義には自然学が学問的対象とする自然 (nature) に対して、人間・人為の所産 (arts) を研究対象とする学問であり、またそれを可能にする人間本性(human nature)を研究する学問です。
 学問を自然科学と人文科学に二分する分類法の場合、社会科学は人文科学に含まれる。
一方、社会を人間と対比された形で一個の研究対象と見るとき、学問は自然科学・社会科学・人文科学に三分されます。 こちらの方が、今日では一般的である。

種類 メモ
文化人類学 人間の生活様式全体(生活や活動)の具体的なありかたを研究する人類学の一分野
哲学 世界や人間についての知恵・原理を探究する学問。もと臆見や迷妄を超えた真理認識の学問一般をさしたが、次第に個別諸科学が独立し、通常これらと区別される。存在論(形而上学)、認識論(論理学)、実践論(倫理学)、感性論(美学)などの部門をもつ。
芸術学 芸術一般の基礎理論。特に、芸術が実現している美的価値と、その実現において機能すべき技術的活動とを研究課題とする。
美学
Aesthetics
美の本質や諸形態を、自然・芸術などの美的現象を対象として経験的あるいは形而上学的に研究する学問。
心理学
psychology
経験的事実としての意識現象と行動を研究する学問。精神についての学問として形而上学的な側面をもっていたが、一九世紀以降実験的方法を取り入れ、実証的科学となった。
教育学 教育の目的・本質・方法および制度・行政などを科学的・実証的に研究する学問。
文学
literature
言語表現による芸術作品を研究する学問。詩・小説・戯曲など文学作品を研究する学問。文芸学ともいう。
言語学
linguistics
言語を対象とする経験科学。言語の本質・構造・歴史的変化などを、音声・文法・意味その他各種の分野にわたって明らかにしようとする学問。
宗教学 経験科学の立場から宗教現象を客観的に研究する学問。狭義には比較宗教学・宗教現象学・宗教民族学(宗教人類学)・宗教社会学・宗教心理学
神学
theology
信仰を前提とした上で、神をはじめとする宗教概念についての理論的考察を行う学問
仏教学 (信仰の立場を離れ)仏教を研究する学問。
歴史学 過去の史料を評価・検証する過程を通して歴史的事実、及びそれらの関連を追究する学問
考古学
archaeology
遺跡・遺構・遺物を考察することにより過去の人類の文化を研究する学問。
民俗学 民間伝承を素材として、民族文化を明らかにしようとする学問。

 ⇒ 諸子百家

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