Subject   : IMDB(インメモリデータベース)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 IMDB(in-memory database)
 インメモリデータベースとは、専用データベースの一種です。データをディスクや SSD に保存するデータベースではなく、データストレージ用のメモリに主に依存します。インメモリデータベースは、ディスクにアクセスする必要性を除くことによって、最小限の応答時間を達成するよう設計されました。 すべてのデータはメインメモリにのみ保存および管理されているので、処理やサーバー障害によって失われてしまうリスクがあります。インメモリデータベースは、すべてのオペレーションをログに保存したりスナップショットを取得したりすることで、データを存続することができます。

インメモリデータベースは、ゲームリーダーボード、セッションストア、リアルタイム分析などの、マイクロ秒の応答時間が必要でいつでもトラフィックが急増する可能性があるアプリケーションに最適です。

インメモリデータベースでは原則としてすべてのデータをメモリ上に展開し、データの読み込みや追加、変更、削除をすべてメモリ上で完結させることで、従来型の数百倍から数万倍も高速に処理を実行することができる。ただし、メモリ上のデータは電源を切ると失われてしまうため、システムの終了・再起動時や一定時間ごとなどに、メモリ上の内容をストレージに保存してデータの永続性を確保する機能が搭載されている。

また、トランザクションログや変更履歴(ジャーナル)などをストレージに記録したり、ネットワークを通じて別のコンピュータにデータベースの複製を取るレプリケーション機能などにより、不意な電源断などで内容が失われても、なるべく直近の状態を復元できるよう配慮されていることが多い。

なお、インメモリデータベースと対比して、従来型のストレージに記録されるデータベースのことを「オンディスクデータベース」(on-disk database)と呼ぶことがある

<出典:AWS 他>

● MMDB(メインメモリデータベース)


 ⇒ DBMS(DataBase Management System)

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