Subject : IT統制(IT control)
カテゴリー : 情報産業・技術
IT統制(IT control)
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IT統制とは、ITを利用した内部統制のこと。相次ぐ上場企業の会計不祥事を防ぐために2002年に米国でSOX法(サーベンス・オクスリー法、企業改革法)が成立した。日本でもこの米国SOX法の流れに沿った法規制の導入が検討されており、この中でとくに注目を集めているのが「企業の内部統制の強化」である。
内部統制とは一般に企業の内部において、違法行為の監視、健全な組織の運営を目的として、そのプロセスを標準化、文書化して、管理・監視・保証を行うことである。内部統制は一般的に「組織統制」、「業務処理統制」、「IT統制」の3つに分類されるが、業務の大部分をITが占めている現状からIT統制の重要性がクローズアップされている。
なお、業務プロセスの中で統制機能をITで行う「ITによる内部統制の実現」と、IT部門が担当している業務プロセスを統制する「IT部門の内部統制」のそれぞれの意味で使われることがある。
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