Subject   : Citrix(シトリックス)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 Citrix(シトリックス)
Citrixとは、アメリカのソフトウェア企業の一つ。Citrix Systems, Inc.

近年ではネットワーク機器の開発・販売も行っている。1989年に創業され、当初はOSのマルチユーザ化を支援するソフトウェアを開発していた。主力製品はアプリケーション配信やデスクトップ仮想化などに関連するソフトウェア製品で、古くはWinFrameやMetaFrame、近年ではCitrix Presentation ServerやXenServer、XenApp、XenDesktopなどのXenシリーズの製品が有名である。

● MetaFrame(メタフレーム)
MetaFrameとは、Citrix Systems社が開発した、Windowsサーバが備えるターミナルサービスを利用するためのクライアントプログラム。 Microsoft社が配布しているクライアントプログラムはWindows 95以降のOSとTCP/IPプロトコルにしか対応していないが、MetaFrameサーバ経由でWindows Serverのターミナルサービスを呼び出すことによって、ターミナルサービスをこれ以外の環境からも利用することができる。MetaFrameが対応しているOSはWindows 3.1以降、MS-DOS、Mac OS、Java、Solaris/SunOS、Linuxなど非常に幅広い。 また、MetaFrameサーバの負荷分散機能を利用することによって、Windowsを含めた対応OS全てからのアクセスを空いているWindows Serverに振り分けることも可能となっている。

● XenDesktop(Citrix XenDesktop
XenDesktopとは、Citrix社のデスクトップ仮想化ソフト。サーバ上でWindowsデスクトップを起動し、クライアント端末からネットワークを通じて呼び出すことができる。 企業の業務用端末などで用いられるもので、利用者が操作する端末へは画面の描画情報や音声出力などだけが送信され、端末からはキーボードやマウスなどの操作情報がサーバへ送られる。 端末はパソコンのような処理機能や記憶装置が必要ないため、専用の簡素な装置を用いることができる。ソフトウェアやデータをサーバ側で集中管理するためセキュリティを高めやすく、ソフトウェアのライセンス費用や管理コストの低減も期待できる。

● XenApp(Citrix XenApp) CPS / Citrix Presentation Server
XenAppとは、Citrix Systems社のサーバソフトの一つで、サーバで動作させているアプリケーションソフトの画面を端末にリアルタイムに配信するシステム。アプリケーションソフトの利用者は端末でソフトの操作が可能だが、端末ではソフトは動作しておらず、画面表示と入力の受付のみが行われる。 バージョン3までは「MetaFrame Presentation Server」という名称だったが、バージョン4で「Citrix Presentation Server」に、バージョン5で「Citrix XenApp」に改称された。

 ⇒ DBMS(DataBase Management System)

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