Subject   : シンプレックスシステム(simplex system)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 シンプレックスシステム(simplex system)
 シンプレックスシステムとは、情報システムの信頼性や構成法に関する用語で、冗長化などを行わず単一の系統だけでシステムを動作させること。最も単純な構成で、どこかに障害が発生するとシステム全体が停止してしまう。

これに対し、システムを二系統用意して、普段は片方を動作させてもう一方を待機させておく方式を「デュプレックスシステム」(duplex system)、常に二系統を並列に動作させる方式を「デュアルシステム」(dual system)という。

● デュプレックスシステム(duplex system)
デュプレックスシステムとは、情報システムの信頼性を高める手法の一つで、システムを2系統用意して、普段は片方で処理を行い、もう片方は障害発生に備えて待機させておく方式。平常時に処理を行うシステムを主系または本番系などと呼び、主系に障害が生じたとき肩代わりするシステムを従系または待機系、予備系などと呼ぶ。待機や切り替えの仕方により、ホットスタンバイ、ウォームスタンバイ、コールドスタンバイなどの種類がある。

● デュアルシステム(dual system)
デュアルシステムとは、情報システムの信頼性を高める手法の一つで、システムを2系統用意して、常に同じ処理を行わせる方式。結果を相互に照合・比較することにより高い信頼性を得ることができ、片方に障害が生じた際も、もう片方で処理を続行しながら復旧にあたることができる。

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