Subject   : シェアードナッシング(shared nothing)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 シェアードナッシング(shared nothing)
 シェアードナッシングとは、複数のコンピュータで処理を分散して実行する分散システムの構成法の一つで、システムを構成するコンピュータ間で何も共有しない方式のこと。

すべてのノードは処理に必要な資源をすべて自ら備え独立しており、各ノードから共通して利用される機器などが存在しない。ノードを増やした際に共有資源がボトルネックとなって性能向上が妨げられることがないため、システム全体の規模や性能を柔軟に向上させることができる。

データはノード間で分散して保有する場合と、すべてのノードに同じデータを複製して更新時に他のノードと同期する場合がある。各ノードへのデータの振り分けなどの処理を単一の機器で行う必要がある場合には、この部分がボトルネックとなって性能の向上が制約されることもある。

<出典:IT用語辞典 e-Words>

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