Subject   : JBOD(Just a Bunch Of Disks)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 JBOD(Just a Bunch Of Disks)
 JBODとは、複数のハードディスクなどを統合して単一のディスクのように扱う技術の一つで、単純にディスクを連結して全体で一台に見せる方式のこと。便宜上RAIDの一種のように言及されることが多いが、どのRAIDレベルにも該当せず本来はRAIDの一部ではない。

“Just a Bunch of Disks”(単なるディスクの束)の名称のとおり、最も単純にディスクを足し合わせる方式で、利用者側からは大容量の単一のディスクのように読み書きできるが、実際にはコントローラがいずれかのディスクのいずれかの領域を読み書きしている。

JBODはRAID 0のように複数のディスクを並列に読み書きして性能を向上させるわけでもなく、他のRAIDレベルのように信頼性を向上させるための冗長化データを記録するわけでもない。ただし、RAIDでは複数のディスクの容量が原則として同じでなければならない(最も容量の小さいディスクを超える他のディスクの容量は無駄になる)のに対し、JBODではバラバラの容量のディスク群をすべて足し合わせた容量の単一ディスクとして利用できるため、容量の利用効率は高い。

● スパニング(spanning)


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