Subject : 冗長性(redundancy)
カテゴリー : 情報産業・技術
冗長性(redundancy)
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冗長性(リダンダンシー)とは、必要最低限のものに加えて、余分や重複がある状態。また、そのような余剰の多さ。文脈により、除かれるべき無駄な余分を意味する場合と、何かに備えてあえて付加した余裕を意味する場合がある。
情報システムの分野では、障害に備えて機材や回線などを複数用意し、並列に使用したり一部をすぐ使える状態で待機させたりすることがある。このような余裕を冗長性と呼び、システムをそのように設計・配置することを冗長化という。
情報科学の分野では、何らかの情報を伝送・記録する際、その情報の表現に最低限必要な情報量よりも、実際に伝送・記録するのに使われる情報量がどのくらい多いかを冗長性という。両者の差を冗長度または冗長量と呼ぶ。効率的に伝送・記録するために冗長性を排するのがデータ圧縮である。また、伝送・記録の際に生じる誤りを検出・訂正するために冗長性を付加するのが誤り訂正符号である。
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