Subject   : QRコード(Quick Response)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 QRコード(Quick Response)
 QRコード(キューアールコード)は、1994年(平成6年)に自動車部品メーカーであるデンソー(愛知県)の開発部門(現在は分離しデンソーウェーブ)が発明したマトリックス型二次元コードである。

「QR」は Quick Response の頭字語であり、高速読み取りを目的の一つとしている名称である。漢字・かな、画像やサウンドデータを埋め込むこともできる。数字のみなら最大7,089文字、英数なら最大4,296文字、画像やサウンドなどバイナリデータ(8ビット)で最大2,953バイト(約3KB)の情報量が埋め込める。

3点の「ファインダパターン」(切り出しシンボル)と、1点の「アライメントパターン」の計4点で構成されている。スマホで読み取る時は最初にファインダパターンがあることで「QRコード」と認識している。

さらにQRコードは当初から、工場や物流の現場で利用されることを想定して開発されたため、発生する可能性がある「汚れ」によってコードの一部が読めなくても、補正して正しく読み取る機能が備わっている。

広告や地図などの印刷媒体やウェブ画面に、詳細情報のあるウェブサイトや携帯端末向けウェブサイトのURLを記録したQRコードを表示し、これらサイトへのアクセスを容易にすることや、個人データを格納したQRコードを名刺に印刷し、携帯電話機のアドレス帳登録を容易にすることなどである。また、ネットショッピング等の決済等でも使われ始めている。

 QRコードを作りたいときは、[公式]QR Codeメーカーなどで、無料でQRコードが作成できる。

● 工場や物流管理
 部品やパーツの情報、配送先や配送方法、入出荷の登録等に利用 

● チラシやポスター
 ホームページのURL情報を記録できるため、スマホで詳細情報を見ることができる。

● スーパーの商品コーナー
 商品の情報や生産者の情報など購入者が知りたい情報を確認できる。

● レジでの電子決済
 「QRコード決済」と呼ばれ、QRコードをスマホなどの画面から読み込み、決済したい金額を直接入力もしくはバーコードリーダーの読み取りする。

● 電子チケット
 入退場管理、飛行機・電車のチケットに利用。コンサートやイベント

● ソーシャルメディアのアカウント登録
 TwitterやLINEなどソーシャルメディアのアカウントを友だちとフォローする際にQRコード経由で登録可能。

● テレビの補足情報画面の情報
 概略は番組内で伝え、詳細情報やアンケートの詳しい集計結果などは、スマホでQRコードを読んで表示したホームページで確認する。

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