何らかの処理をまとめて行ったり、処理した後に値を返すものを「関数」といいます。
JavaScriptでは、あらかじめ用意されている関数のほかに、ユーザが独自に関数を
定義することができます。
実行したい一連の動作を関数として定義し、スクリプトのほかの部分から、
あるいはイベントの発生時に関数名で呼び出して実行することができます。
ユーザが関数を定義する際の書式は、
function 関数名(引数){定義する一連の処理内容}
(ただし引数は省略可)のようになります。関数名には、英字、数字、
アンダースコア「_」を使うことができ(最初の文字は英字やアンダースコアに
限られます)、大文字小文字を区別します。
ただしオブジェクト名、メソッド名、プロパティ名、JavaScriptで予約されている
名前は使うことができません。
関数は処理した結果を一つ返すことができます。
返される値を「戻り値」と呼び、値を返すためにはreturn文を使います。
function cube(num){
cube = num * num * num;
return cube;
}
この関数を呼び出すには、
i = cube(2);
のように記述します。このとき関数cube(2×2×2)の処理を行って、変数 i
には8が代入されます。