複数の値をまとめて扱う時1〜2つなら独立の変数名を用いても良いですが、
多くのデータをまとめて処理したい時には、通常配列と呼ばれるものを使用します。
JavaScriptにはArrayという配列専用のクラスが提供されていて通常はそのクラスを使用します。Arrayクラスは配列を扱う時に便利なプロパティやメソッドを色々提供してくれています。
例えば100個の変数を表示させるには、
配列を使わない例では"document.write()"を100回繰返さないといけませんが、
for(cnt=0;cnt<100;cnt++){
document.write(myArray[cnt]) ;
}
とした方が楽です。myArrayが配列名で、cntを添字といい、配列の何番目の
要素を参照するかを表わします。
myArrayという配列名で0〜99まで100個の要素を持つ配列が作成するには、
var myArray = new Array(100);
とします。
var strArray = new Array(a,b,c);
とすると、配列の要素1番目に"a"が2番目に"b"が3番目に"c"が格納してある配列が作成されます。つまり宣言と同時に初期化もする事が出来ます。
配列へ値を代入する場合は、
myArray[0] = "Welcome!" ;
配列の先頭に文字列"Welcome!"を代入しています。当然配列には数値を代入する事も可能で、数値と文字列との混合といった事も可能です。
要素を変数へ代入する場合は、
var str = myArray[0] ;
のように表記します。
また、
document.write(myArray) ;
のように添字を指定しないで配列を参照すると、要素全がカンマ区切りで
出力されます。
JavaScriptのArrayクラスには上で述べた添字に整数を使用する通常の配列以外に、添字に文字列を使用する連想配列の機能が提供されています。
連想配列とは添字にnameといった文字列を使用できるので要素の意味を明確にする事が出来、簡単なデータベースとして使用できます。
price["apple"] = 100 ;
price["orange"] = 80;
document.write("りんごの値段は " , price["apple"] ," 円です。");
連想配列を使うと、とてもわかり易いプログラムになります。