Subject : GUAM
カテゴリー : 世界からの情報
GUAM
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GUAMとは、グルジア・ウクライナ・アゼルバイジャン・モルドバの4か国による国家連合で、名称は加盟4カ国の頭文字を集めたもの。
事務局はウクライナのキエフに置かれている。ソビエト連邦の崩壊後、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)を除く12か国が
独立国家共同体(CIS)を形成したが、これはロシアが旧ソ連諸国への影響力を維持するための機構としての意味合いが強く、ロシア影響圏からの離脱を希望する4か国が集まり、1997年より連絡会議を開催していた。その後2004年12月にウクライナで起こったオレンジ革命により反露親欧米路線を取るヴィクトル・ユシチェンコが大統領に選出されると、反ロシア連合を強化しようという動きが強まり、2006年5月22日から23日にかけてキエフで開催された会議で、正式名称をGUAMから「民主主義と経済発展のための機構 GUAM」と変更することと、事務局のキエフへの設置が決定された。この機構の趣旨は、CIS諸国に「自由、民主主義、法治の共通の価値」を広げると掲げているが、その3点に当てはまらないと思われるアゼルバイジャンやモルドバが加盟してることから、事実上反ロシア同盟と思われる。この四か国の共通点はいずれも、親米路線で、ロシアとは政治・領土・エネルギー問題で対立関係にある。
GUAM4か国は、2006年7月のCIS首脳会談に欠席することで、ロシアへ対立姿勢を示している。
1999年から2005年まではウズベキスタンも加盟していたため、GUUAMと称されていた。
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