Subject  : 胆嚢〔たんのう〕の病気

カテゴリー: 健康・医療情報 


 胆嚢の病気
胆嚢は肝臓でつくられた胆汁という消化液を一旦溜めておく臓器です。 肝臓から十二指腸までをつなぐ管は胆管とよばれ、膵臓からの膵管と 合流して十二指腸乳頭という小突起につながり、ここから胆汁と膵液が あわせて分泌されます。

● 急性胆のう炎
細菌による感染で胆のうに炎症が起こる病気です。胆石と併せて起こることが多く、胆石が胆のう出口につまって発症します。胆のう内に胆石があると胆のうに炎症を起こしやすく、胆のう炎の症状を起します。
発作的なみぞおち・右上腹部の痛み、寒気・ふるえ、吐き気、発熱、黄疸、40℃近い発熱。 右肩・右背部に痛みが放散する。
胆石が胆のう管に詰まると黄疸などの症状を起こしたり、胆管の炎症を起こすこともあります。抗生物質の点滴で治療を行います。胆石がある場合は、胆石を取り除く手術を行います。
● 胆石症
胆嚢や胆管にできた結石を胆石と言います。 一口に胆石といってもその性状は様々で、砂のようなものから 直径数cmのものまであり、ひとりに何十個も結石が みられることもあります。 生涯無症状の胆石症の方もいらっしゃいますが、結石が胆嚢や 総胆管の粘膜を刺激したり、その出口を閉塞すると、腹痛や黄疸、 発熱といった症状が出現するようになります。 激しく我慢できない腹部の痛み。 みぞおちから右上腹部、背中や肩などに痛みが広がることもある。 寒気、ふるえ、黄色い液を吐く、黄疸、白い便、40℃近い発熱、右上腹部のはれなども見られる。
胆汁の流れが障害された時に細菌感染が加わると、 化膿性胆嚢炎・化膿性胆管炎といったきわめて危険な状態になります。 この場合には全身に細菌がまわる敗血症を併発して死亡することも 珍しくありません。
● 胆嚢ポリープ
胆嚢にできるポリープはほとんどコレステロール・ポリープと 呼ばれる直径数mmの良性のものですが、大きさが1cmをこえるものは 悪性腫瘍の疑いが強くなります。
検診などで胆嚢ポリープが指摘されている方は最低一年に2回は 超音波検査でポリープの大きさや性状の変化をチェックする 必要があります。
● 胆嚢癌・胆管癌
胆道にできる癌には胆嚢癌や胆管癌があります。初期には無症状 ですが、進行すると黄疸や腹痛をおこすようになります。 発見された時点ですでに手遅れであることも多く、こわい病気の ひとつです。 胆嚢癌では胆石を伴うことが多いため、胆石症の方は胆嚢の定期的な チェックをお勧めします。
 ⇒ 消化器系の病気

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