Subject  : 腎不全

カテゴリー: 健康・医療情報 


 腎不全
腎臓は、体液から不要な代謝老廃物を排泄する機能、体液中の水分、電解 質組成、PHを正常に保つ機能、また、ホルモン様物質を生合成するなど 多くの機能を持っています。 何らかの原因で、このような腎臓の機能に障害が おこった状態を腎不全 といい、腎不全の結果、最終的に行き着くのが尿毒症です。
【危険サイン】全身がむくむ。夕方靴がきつい。尿に変化がある。 体がだるい。貧血。
   食欲がない。吐き気がする。

腎不全は急性腎不全と慢性腎不全の二つに分けられる。急性腎 不全は 一過性の原因で腎臓がやられ、その機能が急激に低下する。 しかし、原因を除いて腎臓に起きた病気がよくなれば、腎臓の機能も元にもどる。 ところが慢性腎不全になると、一度低下した腎機能は例外を除いて、 ほとんど元には戻らなくなる。

● 急性腎不全:
腎臓が体液恒常性維持のために適切な量の尿を排泄 できないと、急速な 体液の異常がおこってくる。尿量は、通常減少し、無尿になることもある。 体液の異常により細胞外液量の増加、浮腫、心不全、 肺水腫、不整脈を おこすことがある。又、タンパクの代謝が亢進して有害 な窒素化合物の 血中蓄積がおこる。
電解質の調整ができなくなりとくにカリウムがたまると生命に危険をおよぼす。また、エリスポエチンの分泌が低下し、貧血になる。
レニンが過剰に分泌され、体内に水がたまる。(血圧上昇)
血液中のカルシウムが減少し、骨がもろくなり骨折しやすくなる。
尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等の症状もでることがあります。
急性腎不全の原因は非常に多く、主なものは、出血、脱水、ショッ ク、急性糸球体腎炎、 腎血管障害、尿路閉塞、またアルコールの多飲等が あげられる。
 急性腎不全は、10日前後の乏尿期と利尿期を経て、多くは、3〜4週間で尿量や高窒素血症hyperazotemiaが正常化する回復期に至ります。

● 慢性腎不全:
慢性に、不可逆的に進展する腎疾患の結果、腎機能 が低下し、ついには腎不全 におちいり、尿毒症をおこす。
症状は、疲労感、 悪心から始まり、病状の進行とともに、皮膚が黒ずみ、 出血斑がみられるようになる。高血圧、心不全肺水腫等は、ほとんどの患者にみられる。 さらに、精神異常、骨軟化症、出血傾向もみられる結果、非常に多彩な症状をおこす。
慢性腎不全の原因は、不可逆的に進展する腎疾患であり、慢性糸球体腎炎、 悪性高血圧、膠原病、糖尿病性腎症、多発性骨髄腫、などが主な原因であ る。
腎臓の病気でも、腎機能が低下してむくみなどの症状がなければ、特別な 食事療法の必要はない。しかし高血圧やむくみ、動脈硬化が進行している 場合などは、その程度に応じて普段の半分、あるいは3分の1という具合 に食塩を減らす。塩分のコントロールが重要である。同様に腎機能が低下 して、たんぱく尿を伴う時には、たんぱく質も制限し、肉や魚、卵、乳製 品などたんぱく質を多く含む食品をいつもより少な目にする。 生活習慣も見直し、早寝早起きで睡眠を十分に取り規則正しい日常生活を 心がけることが大切である。過労を避けると共に軽い運動を毎日続けたり、 ストレスをためないようにする。
 ⇒ 泌尿器系の病気

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