Subject  : 黒あざ と 青あざ

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 黒あざ と 青あざ
 ● 黒あざ:色素性母斑
色素性母斑は黒褐色または黒色のあざで、大きさは数mm の小さいものから、巨大なものまで様々です。母斑細胞が表皮と真皮の境目もしくは真皮の中に存在して、メラニン色素を作り出すために、褐色ないし黒色に見えます。
色素性母斑はメラニンをもつあざの細胞(母斑細胞)が皮膚の一部にかたまっているものです。あずきくらいの大きさの、半球状に高まっている黒い色のものがほとんどですが、時にかなり大きく毛がたくさん生えているものもあります。

 ● ほくろ
黒あざ(色素性母斑)の一種で、メラニン色素をもつ色素細胞によってできるものです。生まれつきできている場合もありますが、成人してから発症することもあります。 ほくろの表面は平らなもの、盛り上がったもの、なめらかなもの、ザラザラしていぼのようなものなどさまざまで、毛が生えていることもあります。色はたいてい濃い茶色か黒ですが、中には皮膚と同色や黄色みを帯びた茶色のものもあります。
ほくろの外観は、メラニン細胞が癌化してできる悪性腫瘍である悪性黒色腫によく似ていますし、ほくろが悪性黒色腫に変化することもあります。

 ● 黒なまず :癜風(でんぷう)
小児から老人に発症しますが、男性にやや多くみられるようです。好発部位は背部、胸部、頸部(けいぶ)などで、春から夏にかけて発症および悪化しやすくなります。淡褐色から皮膚色に近いえんどう豆大までの丸い斑点が多数できて、それがくっつき合って地図状に見えることもあります。

 ● 青あざ :蒙古斑(もうこはん)、青色母斑(せいしょくぼはん)
母体内で色素細胞が表皮に向かって出ていく途中に真皮の中にとどまって残ったため消えずに生まれてきたときに見られる青いあざです。メラニン色素をもつ細胞が、皮膚の深部に存在するために青く見えるのですが、生後1週間くらいには現われます。
 ⇒ 悪性黒色腫(メラノーマ)
 ⇒ 皮膚疾患

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