Subject : 去痰薬(きょたんやく)
カテゴリー: 健康・医療情報
去痰薬(きょたんやく)
去たん薬は、気管支の分泌物を薄めて粘液を軟らかくし、せきで吐き出しやすくしますが、せきを抑える効果はありません。グアイフェネシンか抱水テルピンが含まれている市販薬が最もよく使われます。子供には少量のトコンシロップが効き、特にクループのある子供に有効です。
アセチルシステインなど、粘液を薄める薬(気道粘液溶解薬)は、硬く粘り気の強い気管支の分泌物がある場合によく使われます。嚢胞性線維症の患者には、デオキシリボヌクレアーゼアルファ(吸入用組み換え型ヒトデオキシリボヌクレアーゼI)を使うと、慢性的な気道感染症によって起こる粘り気の強い粘液を薄める効果があります。
去痰薬(きょたんやく)の種類と副作用は以下のように分類されます。
薬剤
効果
副作用
気道分泌促進剤
気道分泌を促進することで、痰を薄めて
粘りをなくし、痰をだしやすくします。
食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛
気道粘液溶解剤
痰の成分を変化させ、痰を出しやすくします。
気道粘液修復剤
気管支粘膜の修復を促進します。
粘液構成成分を調整します。
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