Subject  : 骨折の種類

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 骨折の種類
 骨折には、いろいろな種類があります。

種類 メモ
開放骨折 皮膚や軟部組織が破れて骨折部位が露出した状態。傷口が泥、組織片、細菌で汚染されやすい。ただちに手術を行い慎重に傷口を洗浄し、ふさぎます。
皮下骨折 骨折部位の皮膚が破れていない
剥離骨折 腱や靭帯との結合部位から小さな骨片がはがれた状態。手、足、足首、膝、肩に起こりやすい
骨粗しょう症性骨折 骨格の特定領域の骨が骨粗しょう症によってもろくなり、骨折しやすくなった状態。高齢者にみられ、股関節、手首、脊椎、肩関節、骨盤に起こりやすい
圧迫骨折 骨がつぶれた状態。高齢者にみられ、主に脊椎に起こる
関節骨折
(関節内骨折)
関節内に起こる骨折。その関節の可動域が狭くなり、次第に変形性関節症へ移行する
病的骨折 基礎にある病的な状態(感染症、骨の良性腫瘍、癌など)が原因で弱くなった骨に起こる
疲労骨折 重い荷物を持ち背負って歩く、ランニングなどの動きによって、骨の特定の部位に集中して繰り返し力が加わることで起こる
潜在骨折 骨折症状があっても単純X線画像で確認しにくい、または確認できない骨折。数週間後に黒または白い線として確認できる
若木骨折 骨の一部に亀裂が生じて曲がるが、完全に折れてはいない状態。小児期にのみ起こる
成長板骨折 骨の伸びる部位(成長板)の損傷を伴う骨折。骨の成長が止まったり、骨の成長部分に異常や変形が生じることがある。小児期にのみ起こる
単純横骨折 骨の長軸に対して垂直な骨折面をもつ骨折(真横に折れた状態)
転位骨折 折れた骨の断面が離れたり、ずれや曲がりが生じた状態
非転位骨折 骨が本来の位置と形を保ったまま、割れ目が生じて完全に折れた状態
らせん骨折 鋭くとがった骨折面をもつ骨折(斜めに折れた状態)
粉砕骨折 骨がばらばらに砕けた状態。大きな力が加わって起きた外傷や骨粗しょう症で弱くなった骨に多い

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