Subject : 脱水症
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脱水症
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脱水症の重症度は体重の減少率を目安に判断していきます。例えば、脱水症の症状が出ていて1〜2%体重減少が見られている場合には、軽度の脱水症になっていることが考えられます。体重減少の割合が3〜9%ほどであれば、中等度の脱水症、10%以上になると高度の脱水症であることが考えられます。
どの程度の脱水症であるかによって、症状も異なってきます。軽症の脱水症の場合は普段より多量に汗をかく、喉が渇く、めまい、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、食欲減退、血液濃縮、尿量減少等が見られます。軽症であっても中等度の脱水寄りになると汗は出なくなっていきます。
中等度の脱水症の場合、吐き気、全身脱力感、動きが鈍くなる、皮膚の紅潮化、疲労および嗜眠状態になる、感情が鈍磨したりいらいらしたり不安定になる、無関心になる、手足のふるえ、ふらつき、頭痛、体温上昇、脈拍・呼吸の上昇及び呼吸困難、幻覚、めまい、言語不明瞭、精神錯乱となっていきます。
重症の脱水症の場合、筋痙攣、失神、舌の膨張やしびれ、不眠、腎機能不全による尿量減少もしくは消失、飲み込み困難、皮膚乾燥及び感覚がなくなる、目の前が暗くなる、目がくぼむ、聴力損失等が見られるようになります。なお、体液の20%を消失すると生命維持が難しくなり死亡してしまいます。
- ● 脱水症のチェック
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手を見るだけで脱水症をチェックすることもできます。手の甲を指先でつまんでみてください。つまんだ部分の皮膚の戻りが遅ければ脱水症の疑いがあります。また爪を上からギュッと押すと白くなりますが、それが赤みを取り戻すのが遅いというのも同様のサインです。
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