Subject   : 環境問題と公害問題

カテゴリー  : 環境


 環境問題と公害問題
1980年代までは、環境問題=公害問題でした。公害問題は、特定の 地域に限定して起こるもので、加害者と被害者の関係が明らかでした。
典型7公害とは、 「大気汚染」、  「水質汚濁」、  「土壌汚染」、  「悪臭」、 「騒音」、 「振動」、 「地盤沈下」 をいいます。
1990年代に入ってからは、地球温暖化、 オゾン層の破壊など、 地球規模の環境問題 が顕在化しました。地球規模の環境問題は、特定の地域ではなく 地球全体に影響が及ぶもので、加害者と被害者の区別が不明確です。 つまり、だれもが加害者にも被害者にもなってしまいます。
1980年代までの環境法規制 は、国内の公害対策を目的としていましが、 1993年にやっと「環境基本法」が制定されました。環境基本法には、 政府による環境基本計画の策定、環境基準の設定、公害防止計画の策定、 国による環境影響評価の推進など、環境対策の中心となる施策が規定 されています。
 環境問題と公害問題
 ● 特定物質 
オゾン層保護法、毒劇物取締法、 PRTR法、PCB法、フロン回収取締法
 ● 廃棄物  
廃棄物処理法、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法
 ● エネルギー 
省エネ法、新エネ法

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