Subject   : PPPoE

カテゴリー  : インターネット・通信 


 PPPoE (PPP over Ethernet)
PPPの機能をEthernetを通して利用するためのプロトコル。 インターネット関連の技術標準を策定するIETFにより、RFC 2516として 標準化されています。
 PPPはもともと、電話回線やISDN回線など、発呼を要する通信回線を 介してネットワークに接続するために開発されたが、これをLANなどの 「つなぎっぱなし」の環境でも利用できるようにしたものがPPPoEです。 通常のPPPと異なり、ネットワークカードの持つ固有の「MACアドレス」に よって双方のコンピュータを識別し、その間に仮想回線を展開している。
 PPPoEを利用すると、LAN上からもユーザ認証やIPアドレスの割り当て などが可能になる。 これを利用すれば、ADSLやCATV、光ファイバーなどによる常時接続 サービスにおいて、接続するプロバイダを簡単に切り替えられるようになる。 日本国内でも多くのADSL接続サービスがPPPoEを採用している。
● PPPoA (PPP over ATM)
ATM ネットワーク上でPPP接続を行なうための仕様。RFC 2364の 「PPP over AAL5」で規定されている。 ADSLはデータリンク層のプロトコルにATMを使用しているため、 加入者宅のADSLモデムとNTT局舎内のDSLAMの間の通信をPPPoAで行なう場合がある。 この場合、各階層のプロトコルを順に挙げれば、正確には 「IP over PPP over ATM over ADSL」とも言うべき構造になっている。 日本ではイーアクセスや東京めたりっく通信などの事業者がPPPoAによる接続を 採用している。

   ⇒ OSI参照モデル

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