Subject   : 昇華

カテゴリー  : 学びの館 > 化学 


 昇華
 固体の物質を加熱していくと,液体を経て気体になるのがふつうであるが, ヨウ素は,固体から直接気体に変化する。このように,固体が液化しない で直接気体になる現象を昇華という。 したがって,昇華は固体の蒸発現象ということもでき,室温ではナフタレン,二酸 化炭素(ドライアイス),ショウノウなどの無極性の分子性物質でよく起こる。また, 固体とその蒸気が平衡状態にあるとき,蒸気の圧力を昇華圧といい,昇華圧と温度 との関係を示すグラフを昇華曲線という。  砂皿の上にヨウ素を入れたビーカーを置き, ビーカーの上には,ヨウ素蒸気を冷却するため,冷水を入れたフラスコをのせ る。加熱を始めると,ヨウ素が昇華して紫色の蒸気となり,拡散してビーカー内全 体が紫色になる。さらに,ヨウ素の蒸気が冷たいフラスコの底や側面に触れると, 昇華してヨウ素の結晶が生じることになる。
ヨウ素,ショウノウ,ナフタレン,二 酸化炭素などの無極性分子からなる物質に昇華がよく見られる。固体は液体と同 じように,一定温度で物質の種類により定まった蒸気圧を示す。昇華性物質は, 室温付近でもその蒸気圧が大きい。普通は昇華しない物質でも,外圧を極端に小 さくすると,昇華する。氷も,その三重点以下の圧力にすると昇華する。(

● 物質の状態図と物質の三重点
物質の状態図は横軸に温度,縦軸に圧力をとって示す。
各状態間の境界線 は,昇華曲線,融解曲線,蒸気圧曲線と呼ばれていて,この線上の 条件では2つの状態の間で平衡が成り立っており,2つの状態が安定に 共存している温度と圧力を示す。
 3つの境界線が交わる点は三重点と呼ばれ,固体・液体・気体の3つの状態が共存している圧力と温度。

 ⇒ 化学結合

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]