Subject : 粘膜(mucous membrane)
カテゴリー : 学術情報 > 生化学
粘膜(mucous membrane)
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粘膜(ねんまく、mucous membrane)は、上皮細胞に覆われた外胚葉由来の上皮層である。吸収と分泌に関わる。様々な体腔に配置し、外部環境や内部臓器に面している。鼻孔、唇、耳、生殖器、肛門などあちこちで肌と繋がる。粘膜や腺から分泌された濃い粘性の流体が粘液である。粘膜は体内に於いて見られた場所を指し、全ての粘膜が粘液を分泌する訳ではない。その表面がいつも粘液性の分泌物で濡れている柔性膜を称するときに限り、粘膜という呼称を用いるのである。
粘膜の種類は、
頬側粘膜
胃粘膜
腸管粘膜
嗅上皮
口腔粘膜
子宮内膜
などがあります。
大概の呼吸器系は粘膜が特徴的である体腔に含まれる。陰茎亀頭(陰茎の頭部),陰核亀頭,陰茎・陰核包皮は粘膜であって、皮膚ではない。
位置的には中空性臓器の内腔表面に多い。
粘膜は、粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板より構成される。
- ● 粘膜上皮
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粘膜表層を守る役目の上皮。その為機械的な刺激の強い部分(口腔・食道・肛門など)では「重層扁平上皮」で、逆に分泌や吸収の行われる部分(胃・腸など)では「単層円柱上皮」で構成される。
- ● 粘膜固有層
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膠原繊維が密に構成する結合組織の層。
- ● 粘膜筋板
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粘膜固有層の下に位置する平滑筋の薄い層。粘膜固有層と粘膜下組織を分ける。
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人のからだの組織
⇒
筋肉(muscle)
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