Subject   : ベイジアン法

カテゴリー  : 学術情報 > 薬学


 ベイジアン法
 TDM、薬物動態の領域では、PPK解析でよく用いられるパラメータの推定方法で、事前確率分布(母集団パラメータ)に加えて、観察値(個体の濃度値)が得られたとき、その観察値に基づく事後確率分布を推定の確信度とし、その個体の最も確からしいパラメータを推定する方法をベイズ推定と呼び、その値をベイズ推定値という。

 ■ 母集団パラメータ 
 母集団薬物動態解析により得られるパラメータで、平均値と固定効果および変動効果からなる。固定効果とは、クリアランスなどのパラメータに及ぼす年齢、体重、腎機能のように影響を説明できる個別的な因子のこと、変動効果とは、固定効果で説明できない未知の要因(個体間変動)や測定誤差のようなランダムな変動(個体内変動)のこと。ベイジアン法を用いたTDMソフトに組み込まれている。
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