リンパ球機能関連抗原1（LFA-1）

　リンパ球機能関連抗原1（LFA-1）は、ヒト白血球によって媒介されるさまざまな機能的活動に関与する膜糖タンパク質です。例えば、LFA-1の発現は機能的活性のために免疫調節性リンパ球で必要です。リンパ球個体発生におけるLFA-1の出現は、白血病細胞を異なる成熟段階のプローブとして使用して研究されました。 LFA-1は、Tリンパ球性白血病細胞を含むすべての成熟T細胞腫瘍の腫瘍細胞に発現しましたが、急性リンパ芽球性白血病の未熟T細胞芽細胞には発現していませんでした。 Tガンマリンパ球増加症患者におけるTガンマ細胞集団の拡大は、正常なT細胞と比較して非常に大量のLFA-1を発現しました。 B慢性リンパ性白血病および一般的な急性リンパ芽球性白血病の悪性細胞は、1つを除いてテストしたすべての症例で陰性でした。すべてのB前リンパ球性白血病および一部のB非ホジキンリンパ腫患者では、腫瘍細胞はLFA-1を発現しました。形質細胞腫の2人の患者の形質細胞はLFA-1を欠いていることがわかった。 LFA-1は、成熟した免疫担当リンパ球およびそれらの腫瘍対応物に発現していると結論付けられています。

＜出典：Bibgraph＞

■　

　

　⇒