Subject : GAPDH
カテゴリー : 学術情報 > 生化学
GAPDH
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GAPDH はエネルギー産生にきわめて重要な、解糖系においてキーとなる酵素の一つです。
GAPDH(Glyceraldehyde 3-phosphate dehydrogenase; グリセルアルデヒド -3- リン酸脱水素酵素)の具体的な働きは、グリセルアルデヒド 3- リン酸(Glyceraldehyde-3-phosphate; G3P)にもう 1 つのリン酸基を与え、D-1,3- ビスホスホグリセリン酸(1,3-BPG)に変換することです。この反応に伴い、電子伝達体である NAD+ から NADH(Nicotinamide adenine dinucleotide)が生じます。これは真核生物における解糖系の 6 番目のステップに当たります。解糖系はここまでのステップではエネルギーを消費するのみでしたが、このステップで初めて、エネルギーを産生したことになります。
このステップの反応は、NAD+ の存在下でのアルデヒドからカルボン酸への酸化と、リン酸基の付加の二段階に分けられます。後者は吸エネルギー反応であり、熱力学的に不利ですが、発エネルギー反応である前者と同時に行なうことにより、有利に進みます。
<出典:Wikipedia>
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