Subject : リンパ球(lymphocyte)
カテゴリー : 学術情報 > 生化学
リンパ球(lymphocyte)
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リンパ球(lymphocyte)は、脊椎動物の免疫系における白血球のサブタイプの一つである。リンパ球にはナチュラルキラー細胞(NK細胞とも、自然免疫、獲得免疫の細胞性免疫、細胞傷害性において機能する)、T細胞(自然免疫、獲得免疫の液性免疫、細胞性免疫、細胞傷害性において機能する)、B細胞(獲得免疫の液性免疫、抗体産生を担う)がある。これらはリンパ中で見られる主要な細胞種であり、そこからリンパ球と呼ばれる。
免疫細胞のリンパ球にはB細胞とT細胞とがあり、骨髄で作り出されます。B細胞は抗体を作り出して外敵と戦います。T細胞は役目によってヘルパーT細胞、キラーT細胞、サプレッサーT細胞、ナチュラルキラー細胞という4つの種類があります。ヘルパーT細胞はB細胞が抗体を作り出すのを助け、キラーT細胞は外敵を直接的に攻撃します。サプレッサーT細胞はキラー細胞が働きすぎて外敵だけでなく体の細胞を傷つけることを抑えます。そして、ナチュラルキラー細胞は腫瘍を主に攻撃して破壊する働きがあります。
リンパ球が存在する組織をリンパ組織といい、骨髄、胸腺、リンパ節、扁桃腺、脾臓などがあります。
このうち、骨髄、胸腺といったリンパ球が作られている組織を一次リンパ組織と呼びます。一方、リンパ球が免疫の役割を果たす組織を二次リンパ組織と呼び、リンパ節、扁桃腺、脾臓などが含まれます。
リンパ球は、全身に約500個あるリンパ組織をめぐりながら、病原体や異物の侵入に備えています。
リンパ球ががん化して増殖してしまう病気をリンパ腫といいます。通常、リンパ腫とは、悪性リンパ腫のことを指します。リンパ組織は全身に存在しており、悪性リンパ腫が進行すると、全身の臓器に広がるおそれがあります。
急性リンパ性白血病は骨髄中のリンパ球系 の細胞ががん化するもので、悪性リンパ腫はリンパ組織中のリンパ球系 細胞ががん化するもので、同じリンパ球系の細胞ですから性格も非常に似ています。
<出典:Wikipedia>
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