Subject : FBG(Fiber Bragg Grating)
カテゴリー : 光学
FBG(Fiber Bragg Grating)
-
入射光(波長帯)が光ファイバ内を伝送し、FBGの部分では回折格子に比例した特定の波長のみが反射します(これをブラッグ波長と呼びます)。その他は透過します。
このFBGに温度や外力が加わるとファイバが膨張や伸張しそれに伴い回折格子の間隔も変わります。
回折格子の間隔が変われば反射する特定波長(ブラッグ波長)も変わりますので、この波長の変位量がセンサの役目を果たします。
FBG(Fiber Bragg Grating)は、通常は数mmの微細加工センサです。標準的なシングルモードの光通信機器用の光ファイバ を使い、コア内部にUVレーザ光を長手方向と垂直に照射して光干渉のための屈折率の異なる層を多段に作りこみ、回析格子の役割を果たすグレーティングを形成します。
FBGは波長を選択できる反射鏡のような役割を果たします。狭帯域フィルタのような働きです。広帯域の光源から光がファイバに入射されると、ブラッグ波長を中心とした非常に狭帯域な光だけがグレーティングで反射され、他の光は透過して、光損失は少なく、隣接するグレーティングに進入します。
FBGは対称構造で、光の進入方向に関わらず、常にブラッグ波長だけを反射します。
- ○
-
⇒
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]