Subject   : 鏡(Mirror)

カテゴリー  : 光学 


 鏡(Mirror)
 鏡は、光の入射と反射角度が等しいという法則を利用したものです。 平面の整った金属面を細かく磨き、細かな凹凸を取り除くと鏡面が出来上がります。 鉄や銀などはすぐに酸化して反射が鈍くなりますが平面ガラスの裏側に銀を塗布して酸素を絶つと保存の良い鏡ができます。

現在の鏡は銀に換えてアルミを蒸着させて鏡を作っています。

他に、鏡をつくる反射膜としては   銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(Au)、ロジウム(Rh)、銅(Cu)、チタニウム(Ti) などがありますが、金以下では可視光領域での反射率が高くなく吸収が多いのであまり使われません。

 一般に光学用に用いられるミラー製品の殆どは、高い反射特性を有する金属膜、あるいは誘電体多層膜(以下、増反射膜)を基板(ガラス、 あるいは金属)の表面に蒸着した表面鏡(First Surface Mirror)のデザインを採用しています。

金属蒸着(金属膜)ミラーと誘電体多層膜(誘多膜)ミラーです。金属膜ミラーは入射する角度によって反射率が変化する角度依存性が小さく、誘多膜ミラーは狭帯域においては100%に近い高反射率が得られるという点が選択のポイントになります。

■ リフェクスミラー(REFEX miror)
 薄い膜(フィルム)でできた反射鏡です。 ガラス基板を使ったミラーに比べ格段に軽いので、大形ミラーを設置する場合に威力を発揮します。

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