Subject   : 太陽熱利用システム

カテゴリー  : 産業・技術 > 資源・エネルギー


 太陽熱利用システム
 太陽熱利用システムは「再生可能エネルギー」のひとつ。太陽の熱を使って温水や温風を作り、給湯や冷暖房に利用するシステムです。

集熱器は太陽の光エネルギーを熱エネルギーに変え、水などの熱媒に伝える役割をしています。一般的な太陽集熱器は、水式集熱器と空気式集熱器の2つに分けられます。水式集熱器としては、平板型集熱器と真空管型集熱器があります。

● 平板型集熱器
 金属ケースの受熱箱内部に集熱板を配置し、太陽集熱器が平板状になっており、表面は透明な強化ガラスで覆われています。下部は熱が逃げないように断熱材が使われています。既存の設備に接続が可能で、比較的安価であるが、傾斜角度を付ける必要があり、水漏れ、凍結の心配があります。

● 真空管型集熱器
 太陽集熱器が真空のガラス管でできており、ガラス管の中の集熱部に不凍液などの熱媒を通します。真空にすると対流による放熱が少なくなるので高温集熱に有利です。 既存の設備に接続が可能で、集熱効率が良く、集熱面積が少ないが、水漏れ、凍結の心配があります。

● 空気式集熱器
 ガラス付き集熱面を屋根面材として設置し、屋根の通気層の空気を暖め、上部の棟ダクトに暖かい空気を集めます。水漏れ、凍結の心配がありません。建築物との一体化が可能でデザイン性が優れています。 ダクトが大きく施工スペースが必要ですが、集熱効率が良く、水漏れ、凍結の心配がありません。
 ⇒ 新エネルギー

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