Subject   : 強化プラスチック(reinforced plastics)

カテゴリー  : 産業・技術 


 強化プラスチック(reinforced plastics)
ガラス繊維などの強力な繊維を加えたプラスチックで、強度、剛性、耐熱性などの 性質を向上させた複合材料のことです。
最も一般的なものとして不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を配合したものがある。強度に優れ、軽量であることから浄化槽、浴槽等の住宅機材、船艇、自動車、タンク類等に使用されている。
プラスチックが熱硬化性プラスチックの時はFRP(fiber reinforced plastic)、 熱可塑性プラスチックの時は、 FRTP(TPはThermo Plasticsの略)といいます。

FRPはGFRPとACMに大別される。

● FRTP(fiber reinforced plastic)
熱可塑性樹脂の性質を特に損なうことなく、機械的、熱的性質、寸法安定性の改良を目的としてガラス繊維やアスベスト繊維など繊維状物を添加した強化プラスチックをいう。
不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を配合したものは、強度に優れ、軽量であることから浄化槽、浴槽等の住宅機材、船艇、自動車、タンク類等に使用されている。

● GFRP(glass fiber reinforced plastics)
GFRPは安価なガラス繊維を強化繊維に用いており,広く使われている。そのガラス繊維には「Eガラス」(アルカリ含有率1%以下で絶縁性に優れたホウケイ酸ガラス)が使われることが多い。
 GFRPは,母材(マトリックス)が熱硬化性樹脂のGFRTS(glass fiber reinforced thermosets)と熱可塑性樹脂のGFRTP(glass fiber reinforced thermoplastics)に分けられる。熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステルが多く用いられる。そのほか,フェノール樹脂,ジアリルフタレート樹脂,ポリウレタン樹脂,エポキシ樹脂なども用いられることがある。一方,熱可塑性樹脂にはポリプロピレン樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリアミド樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリブチレンテレフタレート樹脂などが用いられる。

● ACM(advanced composite materials=先進複合材料)
ACMは強化繊維として炭素繊維やボロン繊維,アラミド繊維などを用いたものである(このうち炭素繊維で強化したものをCFRPと呼ぶことも多い)。マトリックスは樹脂や金属,セラミックスなど。航空宇宙分野やスポーツ器具などに使用されている。
  ⇒ エンジニアリング・プラスチック(engineering plastics)

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