Subject   : 光ファイバ通信

カテゴリー  : 産業・技術 > 光通信


 光ファイバ通信
 光ファイバ通信では、石英系ファイバの伝送損失が低い1.0〜1.8 μm帯を長波長帯という。
 光ファイバ通信に使用できる光波長帯は通常2種類ある。石英系ファイバの伝送損失が低い0.8〜1.0 μm帯を短波長帯、1.0〜1.8 μm帯を長波長帯という。実際の光ファイバ通信では、短波長では0.85 μm帯を、長波長では1.3 μm帯と1.55 μm帯が使用されている。 ファイバ通信では、石英系ファイバの伝送損失が低い0.8〜1.0 μm帯を短波長帯という。

 0.85 μm帯の短波長帯に対して、1.0〜1.8 μm帯を長波長帯と呼ぶ。中継間隔を決定する主要パラメータの伝送損失と分散特性に着目した場合、長波長帯の方が短波長帯よりも優れている。しかし長波長帯で使用する光デバイスの価格が若干高い。このため、長波長帯は中・長距離、高速伝送を主とする中継ネットワーク・システムに適用され、短波長帯は低伝送速度を主とする加入者ネットワーク・システムに適用されてきた。

 ○ 長波長帯 (long wavelength region )
実際の光通信には1.3 μm帯と1.55 μmが使われる。短波長帯に対して、0.8〜1.0 μm帯帯を短波長帯と呼ぶ。従来は、短波長帯は低伝送速度を主とする加入者ネットワーク・システムに、長波長帯は中・長距離、高速伝送を主とする中継ネットワーク・システムに適用されてきた。長波長帯で使用する光デバイスの価格が高かったためである。 しかし、光部品技術の進歩と低価格化が進んで、現在では光ファイバ通信の特徴が十分生かせる長波長帯が加入者ネットワークに適用されるようになった。1.3 μm帯と1.55 μm帯は中継間隔の条件によって使い分けされている。1.55 μm帯を適用することで、1.3 μm帯よりも更に中継区間を長くすることが可能である。
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