Subject   : ASIC(エーシック)

カテゴリー  : 半導体 


 ASIC(application specific integrated circuit)
特定用途向けIC。ASICの定義は多様である。広義のASICでは特定用途向けに専用機能をもつIC(ASCP,ASSP)をすべて含める。大規模なASICをシステムLSIという場合もある。一般には狭義に解釈する場合が多く,ユーザ固有の仕様をもつ専用ICを指し, ゲートアレイスタンダードセルPLDなどのICが代表的製品である。

● ASCP(application specific customer product)
ASICの一つ。特定顧客向けの特定用途IC。カスタムICともいう。これには,フルカスタムIC(LSI)とセミカスタムIC(LSI)がある。後者には,ゲートアレイ,スタンダードセルなどがある。一般的にASCPをASICと表現するケースが多い。

● ASSP(application specific standard product)
ASICの一つ。特定用途向け専用標準IC。半導体メーカが主体となって設計・開発した,通信・AV・OAなどの各応用商品に特化した標準IC(LSI)として,複数ユーザを対象として販売するIC。

● PLD(programmable logic device)
プログラムすることでユーザが所望の論理を容易に実現できるセミカスタムIC。超短納期,少量多品種生産の点で優位性がある。一般に,ANDゲート群とORゲート群の論理回路がアレイ状に配列されており,たとえばフューズ方式のPLDではそれぞれのアレイ中のゲート間を接続しているフューズを切断することでプログラムする。プログラムの方法はSRAMセル方式,EPROM方式などがある。名称は,FPGA(field programmable gate array),PLA(programmable logic array),CPLD(complex programmable logic device),FPL(field programmable logic),PAL(programmable array logic)などということもある。
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