Subject   : バラクタダイオード(可変容量ダイオード)

カテゴリー  : 半導体 


 バラクタダイオード(varactor diode)
 アノード、カソード間に印加する逆バイアス電圧の値により、容量値が可変なダイオードです。 主に、電子同調用として高周波整合回路に使用します。

 電圧を逆方向に掛けた場合にダイオードのPN接合の空乏層の厚みが変化することによる、静電容量(接合容量)の変化を利用した可変容量コンデンサ。機械的な部分がないため信頼性が高い。VCOや電圧可変フィルタに広く用いられており、テレビ受像器や携帯電話には欠かせない部品である。なお、日本ではバリキャップと呼ばれることが多い。(VCD(Variable Capacitance Diode)やバリキャップ(VariCap)などども呼ばれます。)

接合容量が逆方向電圧によって変化する。 印可電圧によって容量が非直線的に変化する。

電圧によりpn接合部の静電容量が変化することを利用したダイオード。周波数変調,自動周波数制御等に用いられる。マイクロ波の周波数逓倍等に使用されるものをバラクタダイオード,パラメトリック増幅用のものをパラメトリックダイオードという。
 ⇒ ダイオードの種類

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