Subject : アナログフロントエンド(Analog Front End)
カテゴリー : 半導体
アナログフロントエンド(Analog Front End)
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A/D変換に先行するアナログ回路部分。
ピックアップでの検出信号自体はアナログであり、検出されるレベルも微少かつ不安定です。
そのため、レベルを増幅したり揃えたり、きれいな方形波に直すための閾値(しきい値:計測とトリガの項参照)を常に調節するなどの処理も必要です。
これらの処理を行うのがアナログフロントエンドです。
アナログフロントエンドを出てディジタルに戻った信号は、定められたルールに従って復号化(元の符号に戻すこと:デコード)されます。
なお、CDでは8ビットの符号を14ビットに変換して記録する方式を採っているため、フロントエンドでの信号をEFM(eight to fourteen methodまたはModulation)信号と呼ぶことがあります。
これに対して、DVDでは16ビットに変換するので、8-16信号などと表記されたりします。
符号化/復号化のルールはそれぞれのディスクの用途によって異なりますが、エラーの訂正と符号の圧縮/伸張が主な処理になります。
DVDでは「MPEG2」のルールに従った処理が行われます。
基本的にアナログフロントエンドの機能は、「CCDが得た画像を、なるべく忠実にデジタルバックエンドに伝える」ということに尽きるというのは、ご理解いただけよう。つまり、アナログ→デジタル変換の際に発生しうる様々なノイズを最小限に抑えつつ、デジタルに変換するための前準備を行うというものだ。
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