Subject   : PLL (位相同期回路)

カテゴリー  : 半導体 


 PLL (Phase-locked loop)
入力される周期的な信号を元にフィードバック制御を加えて、別の発振器から位相の同期した信号を出力する電子回路である。

フィードバックで加える信号を操作することで、多様な信号を安定した状態で作り出すことができるため、電子回路中でさまざまな用途に使用されている。用途によって広範囲、高精度のPLLが開発されており、標準ICとしても生産されている。

PLLは、基準周波数となる入力信号と、電圧に応じて周波数が変化するVCO(電圧制御発振器)出力のフィードバック信号との位相差をそのVCOに入力することにより、入力信号と出力信号の位相を同期させる。

● PLL周波数シンセサイザ
VCOの出力信号を分周したものを用いることにより入力信号の周波数を任意の整数倍に高めた信号を作ることができる。これの分周数を可変にしたものは「PLL周波数シンセサイザ」と呼ばれる。
FM復調器・局部発振の調整 分周器は持たず位相と周波数の同じ出力を得る
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