Subject : DSP (Digital Signal Processor)
カテゴリー : 半導体
DSP (Digital Signal Processor)
-
デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor、DSP)は、デジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサであり、一般にリアルタイムコンピューティングで使われる。
デジタル信号処理のアルゴリズムは一般に大量の演算を一群のデータに対して素早く行う必要がある。アナログからデジタルに信号を変換し、それを操作し、再びアナログに戻す。多くのデジタル信号処理は潜伏時間に制約がある。すなわち、デジタル信号処理がある時間以内に完了しないと、システムは役に立たない。
多くの汎用のプロセッサでも、デジタル信号処理のアルゴリズムを正しく実行できる。しかし、そのようなマイクロプロセッサは消費電力や大きさの関係で、携帯電話やPDAなどには適さなかった。デジタル信号処理に特化したDSPは、より安価でより低消費電力でありながら、より高性能を提供する。なお、汎用のマイクロプロセッサやマイクロコントローラでも、積和演算命令の付加など、従来DSPでおこなっていた処理を受け持つことができるものも増えている。
特定の演算処理を高速に行なうことを目的に作られ、音声処理・画像処理などに使われることが多い。レーダーなどの信号処理や無線通信回線の信号の変調・復調等でも使用されていた。DTM用音源ボードなどのPC用拡張ボードに使用されたほか、携帯電話、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、電子楽器などに使用された。高速フーリエ変換のような演算を行ない、アナログでは不可能なフィルタ動作や信号情報の圧縮・変調・復調処理などを行なった。
<出典:Wikipedia>
- ● DSP (Digital Signal Processing)
-
「信号をディジタルで処理をする」という事を表しています。
経年劣化を無くし信頼性を大幅に向上したり、調整を簡易化を可能となり、さらにアナログでは非常に困難(高価)な信号の圧縮・伸張や、対象によって変化する適応フィルタも容易に実現ができるようになりました。現在、私たちの身の回りにも、携帯電話、モデム、ディジタルカメラ、HDD、音声認識など至る所で利用されています。
⇒
[メニューへ戻る]
[カテゴリー一覧]
[HOMEへ戻る]