Subject   : トム ヤム クン

カテゴリー  : 食品・料理 


 トム ヤム クン
トム ヤム クンはタイ料理を代表するスープです。タイ料理の特徴である辛さを前面に押し出したエビ入りのスープで、暑い気候のタイでは暑気払いに最適な料理として親しまれています。
刺激的な辛さ、独特の香り、酸味が渾然一体となったおいしさがります。 トム ヤムが酸っぱくて辛いスープを、クンが海老を意味しています。 タイ語の「トム=煮る」「ヤム=混ぜる」「クン=海老」から来ています。
独特の辛さをつくりだしているのはピッキヌーという唐辛子。 2センチほどのものですが、フレッシュで強い辛さがトム ヤム クンには かかせないものとなっています。
次に独特の香りをもたらすのは、カー、パイマックルー、香菜といったハーブ類。そしてそこにナンプラーのうま味が加わり、ライムやレモンの絞り汁がさわやかな酸味をもたらしています。ベースとなるのは鶏がらのスープが多いようです。 パクチーという香菜(コリアンダーの葉)を加えますが、かなり独特な風味のある香菜なので、苦手な人も多いようです。

缶詰やレトルトで売られています。

辛いものを食べると人は汗をかきます。刺激のあるものは食欲をわかせてくれます。酸っぱさの中にあるクエン酸は疲れた体を回復してくれるものです。 暑い国で、湿度も高いタイだからこそ、トム ヤム クンは生まれ、人々に愛されてきたのだと思います。また香菜には毒消しの効用があるのではとも言われています。

● ナンプラー
ナンプラーは、魚を塩漬けにして発酵させて作る、いわゆる魚醤と言われるものです。魚醤としては日本ではハタハタを使った「しょっつる」が有名です。ナンプラーもその仲間です。ナンプラーの材料は、カタクチイワシです。タイ料理では、一般的に使われている調味料です。普通の醤油とは違って、原材料が魚なので、独特の臭みや癖がありますが、グリーンカレーなどのタイ料理に使う時には隠し味程度に使うとタイ料理らしさがプラスされます。

 ⇒ スープ

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