Subject : ささげ・藤豆
カテゴリー : 食品・料理
ささげ・藤豆(cowpea blackd-eyed(英) haricot(仏) )
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大角豆、十六ササゲ
植物分類 |
マメ科 ササゲ属 |
品種 |
ささげ|フジマメ |
栄養価 |
デンプン、タンパク質、ビタミンB1 |
効能 |
消炎・鎮静効果、新陳代謝が良くなる |
アフリカ生まれの健康食品ささげはカウピーとも呼ばれていますが、日本でも大変馴染みの深い豆です。
平安時代には既に栽培されており、大角豆と呼ばれていました。
豆の端が少し角ばっていることから名づけられたようです。
ささげと言う名前は、莢を牙に見立て「細々牙(ささげ)」と言う名がついたと言う説と、莢が物を捧げるように上を向いているので、捧げ(ささげ)とついたと言う説があります。
ヨーロッパへの伝播は、ギリシャが最も早く、紀元前三世紀、マケドニアのアレキサンダー大王がもたらしたと言われています。
中世ではドイツなどでかなりの量が栽培されていました。
しかし、新大陸からヨーロッパにインゲンマメが伝来して以後、インゲンマメに逐われ、スッカリ影をひそめました。
逆に、新大陸に伝わったのは16世紀で、スペイン人が西インド諸島に持ち込んだのが最初です。
ここから対岸のアメリカ南部諸州に18世紀に入って導入され、しだいに北大西洋岸を北上して、19世紀にはバージニア州での栽培が始まりました。
中国へはシルクロード沿いに伝わりました。
まず、エジプトからメソポタミア地方を通り、中央アジアを旅して、健康食品ささげは中国にやってきたのです。
そして日本にも伝わりました。
健康食品ささげの栄養成分はアズキに似ています。乾燥豆100グラム中に、タンパク質23.9グラム、脂質2.0グラム、炭水化物55.0グラムが含まれ、エネルギー量は336カロリーで、ビタミン類ではB1、B2の含有量が高いのが一つの特徴です。
日本で生産される豆は赤色のものですが、輸入豆には、白色、褐色、黒色のものもあります。
ささげには大粒種と小粒種がありますが、通常、ささげといわれるものは小粒種の方です。
⇒
豆類
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