Subject : コンポーネント記録
カテゴリー : 映像・ビデオ
コンポーネント記録
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DV方式では映像信号をコンポーネント記録しています。
映像におけるコンポーネントとは、赤の信号と緑の信号と青の信号を別々に
送ったりすることを言いますが(この場合はRGB信号といいます)、
DVでは「色差信号」で記録しています。色差信号とは、
輝度信号Y(明るさの信号、つまりR+G+Bで、白黒の映像)と、
B-Y、R-Yの信号の3つに分けたコンポーネント信号です。
この信号は足し算引き算によって、元のRGB信号に戻せます。
この3つの信号をデジタル化するときに、ちょっとした仕掛けがあります。
それは、B-Y、R-Y信号に関しては、Y信号に対して1/4のデータ量 にして
記録することです。これを4:1:1サンプリングと言います。
つまり色信号に関しては輝度信号より解像度が低いわけです。
人間の目は、色の解像度に関しては鈍感なのでこれでほぼ問題ありません
。ここまでの段階で、RGB信号をそのまま3つ送るよりも少ないデータ量
となりました。そしてさらに、DV方式特有の圧縮技術により、1/5のデータ量
に圧縮されます。
Webページの写真で多用しているJPEG圧縮と原理は似ています。
このように人間の目には気付きにくいようにうまく圧縮して、
小さなテープに記録しているわけです。
この圧縮によって、音声を含めて毎秒3.6MB程度のデータになります。
⇒
コンポーネント接続とコンポジット接続
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