Subject   : ビデオ撮影のコツ

カテゴリー  : 映像・ビデオ 


 ビデオ撮影のコツ
 誰に何を伝えるための撮影かはっきりさせてから撮りましょう。 全体の構成、つまりストーリーを考えて撮りましょう。

ストーリーづくりの基本は5W1H(いつ、どこで、だれが、なにをしたか)ということが明確にわかるようにします。撮影するときは常にこのことを頭に入れておきましょう。最低限、(どこで、だれが、なにをしたか)の3つをおさえておきましょう。

 ビデオ撮影は、ズーム・パン・ティルトなど構図の変化を楽しめますが、 意味のある有効な場合だけにしましょう。いずれも、ゆっくり動かすのが コツです。撮りたいシーンをきちんと撮影し、一度止めてから新たなシーンを 撮りましょう。くれぐれも、撮影中カメラをあちこち向けないように!

● カメラの固定をしっかり(ブレを防止する)
 できるだけ、三脚を活用しましょう。
 手持ちでカメラを安定させるには、なるべくレンズをワイド側(W)にして電柱や壁などに体を押しつけてしまうことが有効です。 また、呼吸をするときの振動もカメラに伝わりやすいので、息を止めることも必要な場合もあります。

 画面が傾いていると、後から映像を見たときに見づらいものです。 建物の中では、柱などを目安にして水平をチェックしましょう。

 ズームで撮るときは、横方向に動かしたり(パンニング)、縦方向に動かす(チルティング)ことで、映像に流れができて、見やすい映像になります。また、撮りはじめと撮りおわりに5〜10秒固定した映像を入れると、編集時のポイントになり役立ちます。焦らずにゆっくりとカメラを動かしましょう。

● ズームアップとズームダウン
ズームアップの例ですが、例えば富士山を遠景中央にいれた景色を出発点として、次第に富士山をズームアップします。  この際富士山を常に中央に位置させねばなりません。  ズームアップの中途で、富士山があっちにいったりこっちに行ったりするのは見苦しいものです。  またズーム速度も一定で無ければなりません。  一度止まってまたズームするのは頂けません。

 ズームダウンはその逆で、例えば五重塔の先輪のアップから始まって、だんだんズームダウンして全体を画面に納めたところでカメラを止めます。

● パンを多用しないこと

パンニング(横にカメラを動かす)も基本を守り必要最小限にしたいものです。 最終的に見せたい景色を決めます。  そしてそちらを向いて立ちます。  それから体をねじって、パンニングの出発となる景色に向かいます。  その出発点の景色を停止したまま暫く撮ってから、水平線を傾けないように一定の速度でパンします。(初心者はえてして速度が定まらず、ぎくしゃくします)  最後の目的の景色に正対したらパンを止めて、暫く撮影してからカメラを止めます。 パンの最後に期待に値するものが無ければいけません。

● 各場面はだらだらと長時間撮らないこと。
同様に演奏会や披露宴の挨拶等、どうしても音を全部とりたい場合は別にして、 10秒から10数秒で画面転換するのが良いのです。


● ロングショット(引きショット)
被写体からカメラを引いて、全体の様子がわかるように広く写す構図です。
  ⇒ デジタルビデオカメラの撮影方法
  ⇒ ビデオ撮影の構図

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