Subject   : ゼアキサンチン(zeaxantin)

カテゴリー  : 話題のことば > 


 ゼアキサンチン(zeaxantin)
ゼアキサンチンは、とうもろこしなどの、ほとんどの野菜に少しずつ 含まれている、黄色の色素成分です。パパイヤやマンゴーにも含まれて います。
ゼアキサンチンはルテインと共に ヒトの網膜に存在するカロテノイドとして知られています。
物性的にはβ-カロテンに酸素原子が 導入された構造を有し、ルテインとゼアキサンチンとは構造異性体の 関係にあります。
また、ゼアキサンチンは目の網膜を保護し、老化にともなう目の病気を 防ぐ効果があります。(黄斑変性症の予防) ルテインもゼアキサンチンも脂溶性成分なので食事と一緒に取るほうが 吸収率の点で効果的です。
網膜の黄斑部にはルテインとゼアキサンチンだけが存在し、 抗酸化作用により網膜に有害な脂質の過酸化を防いでいると 考えられています。 網膜上の黄斑の中心部ではゼアキサンチンの割合が高く、逆に 周辺部ではルテインの割合が高くなっています。
動脈硬化の予防、改善効果に期待されています。
マウスではがん転移抑制効果も確認されています。(京都府立医大の西野輔翼教授)
脂質の酸化防止力においてもゼアキサンチンが他のカロテノイドより優れていると報告されております。特に体内で酸化傷害に重要な働きをしているペルオキシ亜硝酸塩に対する防御作用が確認されているのは、ゼアキサンチンだけです。

◆ ゼアキサンチンの効果があると思われるもの
白内障 / 目疲れ /
◆ ゼアキサンチンが含まれる食品例
とうもろこし /  ほうれんそう / ケール / ブロッコリー / マリーゴールド / 卵黄

 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]