Subject   : リグナン(ゴマリグナン)

カテゴリー  : 話題のことば > 健康維持


 リグナン(ゴマリグナン)
ゴマに含まれる抗酸化物質で、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、 動脈硬化を予防します 。
 ゴマにはさまざまな種類の抗酸化物質が豊富にふくまれていますが、ゴマリグナン類は現在8種類みつかっており、  そのうち活性酸素を抑えるものが6種類あります 。

 ●腸管からのコレステロールの吸収を抑え、血液中のLDL(悪玉コレステロール)を減らしてくれる一方    HDL(善玉コレステロール)は減らさないという働きがあり、動脈硬化の予防になります
 ●体内の酸化を抑え、老化防止、生活習慣病予防に効果があります
セサミノールには、強い抗酸化作用がある(抗酸化物質)。セサミノールは、LDLの銅イオンによる酸化を、強力に抑制する。ゴマリグナン(セサミノール、セサモリノール、ピノレジノール、セサモール)やビタミンE(α-トコフェノール)は、ウサギの赤血球膜脂質を、t-ブチルヒドロペルオキシド(t-BuOH)が、酸化する反応(連鎖的脂質過酸化反応)を、抑制する。ゴマリグナン(特にピノレジノール)は、ラットの肝臓のミクロゾーム区分の脂質過酸化反応を、抑制する。

 ●最近では、脂肪の分解を早め、カロリーになりにくくすることもわかってきました

 ●セサミンは、アルコール分解(アルコール代謝)を促進し、飲酒後の血液中からのアルコール消失を促進する(悪酔いの原因となるアセトアルデヒドによる毒性を、軽減させる)。

 ●ゴマ油(ゴマ油中のセサミンのメチレンジオキシフェニル基)は、ピレスリンやロテノンの殺虫作用に、相乗効果を示す。ゴマ油単独では、殺虫作用がない。

  主なリグナン類・・・セサモリン・セサミノール・セサミン、マタイレシノール(黒ゴマに多い)

 ★黒ゴマと白ゴマの違いは、表皮に黒い色素があるかないかで、マタイレシノールは黒ゴマに多く含まれます。 リグナンの総量や、セサモリンの量は、黒ゴマより、白ゴマの方が、多く含まれている。セサモリン/セサミン比は、黒ゴマの方が、白ゴマより、高い。  上手な食べ方は、まず煎りゴマにすること・・・メラノイジンという褐色の色素が生まれます(抗酸化作用があります)
 すりゴマにすると消化吸収がよくなる・・・ゴマあえは緑黄色野菜の抗酸化ビタミン(ビタミンC・E)やβ-カロチンと
   ゴマの抗酸化物質を同時に摂ることができるので長寿食としておすすめの一品です  

◆ リグナンが含まれる食品例
ゴマ
 ⇒ ゴマ(胡麻、sesame)

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]