JavaScriptでは、
個々のデータを個別に扱うのではなく、いくつかのまとまったデータとそれを操作する
動作をまとめて実体(オブジェクト)として考えています。
つまり、データの状態をいろいろ加工したり表示させたりする操作を含めて、
すでに部品として用意されているようなイメージです。
それらの部品を処理することにより、簡単に複雑な操作を
行うことができるのです。Webページ用にすでにいろいろな
種類のオブジェクトが用意されています。
ブラウザの各部品や情報の他にも、言語仕様レベルでの文字列や
時間等をオブジェクトとして扱うことができ、ビルトインオブジェクト
と呼ばれることもあります。
また、ユーザが独自に任意のオブジェクトを作成することもできます。
これらのオブジェクトには、 属性(プロパティ) と、動作部分 (プロパティに指示を与える)をメソッドとがあります。 例えば、windowオブジェクトには、プロパティとしてwidth(幅)、 height(高),status(ステータス行)などが有り、 メソッドとして、open,closeなどがあります。
documentオブジェクトは画面に表示される部分です。プロパティとして bgColor(背景の色)、 fgColor(文章の色)、linkColor,alinkColor, vlinkColor,lastModified(最終更新日)などが有り、メソッドと しては、writeなどが有ります。
記述方法は、document.write(表示させたいもの);
というように
オブジェクトとメソッドの間をドット「.」でつなぎます。
「オブジェクト名.メソッド名();」といった書式をとることで、
「どのオブジェクト」に対して「どのような操作」をするかを明示しています。
括弧()の中は引数といい、文字列は " " でくくり、数字は直接書きます。
文字列と数字を書く時は、 + でつなげます。
最後にスクリプトの区切りを示す;「セミコロン」をつけます。