膠原病(こうげんびょう)とは、自己免疫疾患の一種で、ひとつの病気の名前ではなく、全身に症状のでる自己免疫疾患のことを総称しています。膠原病には膠原病類縁疾患を含めて以下のような病態が知られています。
- 全身性エリテマトーデス(SLE)
- 強皮症=全身性硬化症(PSS)
- 慢性関節リウマチ (RA)
- リウマチ性多発筋痛症 (PMR)
- 成人Still病 (ASD)
- 混合性結合組織病(MCTD)
- 多発筋炎(PM)・皮膚筋炎(DM)
- 結節性(けっせつせい)多発動脈炎(PN)
- 強直性(きょうちょくせい)脊椎炎
- 乾癬性(かんせんせい)関節炎
- シェーグレン症候群
- ベーチェット症候群
- サルコイドーシス
自己免疫疾患というには、本来自分の体を守るための免疫機構が、なぜか自分の体の組織に対して反過剰に反応してしまい、自己抗体が生成されて、体の組織にダメージを与えて、いろいろな症状を引き起こします。
まだ、原因が解明されていないため、現在でも根治的治療法の見つかっていない“難病”となっています。
(参考文献)