Subject : 錯乱
カテゴリー: 健康・医療情報 >
錯乱
-
錯乱とは、現在の時間、自分のいる場所、自分の正体が分からなくなるような神経状態
錯乱とは、医学的には情報を正常に処理できない状態を指す言葉として使用します。
錯乱した人ができなくなることは、
会話を続けられない
質問に対して適切な答えができない
自分がいる場所がわからない
安全を左右するような重大な判断ができない
重要な事実を記憶できない
錯乱が起こる原因はさまざまで、一部の薬(処方薬、市販薬、違法薬物)の使用や、多種多様な病気によって引き起こされます。
せん妄と認知症とは
まったく異なる病気ですが、両方とも錯乱を引き起こします。
錯乱は、困惑、思考展開能力の欠如、意思決定能力の欠如を特徴とするのが一般的です。原因しだいで、突然起こることもあれば、長期にわたって徐々に出現してくることもあります。一過性であったり、恒久的で回復不能であったりします。
錯乱は、年輩者に多くみられ、また、入院患者によく見られます。ストレスによって悪化するのが普通です。
錯乱が起きている人に対しては、特にせん妄や認知症によるものではないか、その原因究明が行われます。突然起きたり悪化したりする錯乱は、せん妄が原因です。このようなせん妄は、重大な病気によって起きている可能性があるため、すぐに治療が必要です。原因が特定されて治療されれば、せん妄の多くは改善されます。徐々に現れる錯乱は、認知症が原因でしょう。治療は必要ですが急を要しません。治療によって、認知症患者の精神機能の低下を遅らせることができますが、機能を回復させたり、低下を止めることはできません。
一般的原因は、
- アルコール中毒、
- 低血糖、
- 頭部外傷、
- 振盪症、
- 体液および電解質のアンバランス、
- 栄養不良、特に、ナイアシン、ビタンミンB1(チアミン)、ビタミンC、ビタミンB12、
- 高熱(発熱)、
- 低体温(体温の低下によって錯乱が突然起こることもある)、
- 低酸素血症(慢性肺疾患によって、持続性の錯乱が起こることもある)、
- 環境によもの(熱射病、重金属中毒、低体温、メチルアルコール中毒)、
- 薬剤(アトロピン、クロロキン、シメチジン、多量の中枢神経抑制剤、サイクロセリン、経口ジギタリス製剤類、インドメタシン、リドカイン、麻薬の禁断症状、バルビツール酸誘導体など)、
⇒
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]