Subject   : たんぱく質

カテゴリー  : 学びの館 > 生物 > 栄養


 たんぱく質
人間の体を構成する重要な成分です。(20%) 筋肉、血液、内臓、脳、皮膚、毛髪、つめ、酵素、ホルモンなどの 主な要成分です。また、エネルギー源としても役立ちます。 たんぱく質1gで4キロカロリーを出すそうです。 不足すると、発育不良、病気に対する抵抗力の低下、 貧血、活力低下、疲れやすい、月経異常、母乳分泌不良、浮腫などの 障害がおきてきます。 多く含む食品 豆、肉、魚、卵 などです。
たんぱく質は、多くのアミノ酸が結合した高分子の化合物で、 炭素、水素、酵素、窒素より構成されています。 窒素を含むことが特徴で、更にイオウを含むものもある。
たんぱく質は、単純たんぱく質(アミノ酸だけでできている)、 複合たんぱく質と誘導たんぱく質に大きく分類されます。
● 単純たんぱく質
分類 コメント
アルブミン 血清アルブミン、卵アルブミン、乳アルブミンなど
グロブリン 血清グロブリン、卵グロブリン、ミオシン(筋肉グロブリン)など
グルテリン 小麦のグルテリン、米のオリゼニンなど
プロラミン とうもろこしのツェィン、小麦のグリアジンなど
硬たんぱく質 つめや毛のケラチン、骨の結合組織の コラーゲン、エラスチンなど

● 複合たんぱく質
単純たんぱく質と他の物質が結合したもの。
分類 コメント
糖たんぱく質 粘質多糖類とたんぱく質が結合した物質で、粘膜や 分泌液、卵白などに含まれる。グリコホリン、免役グロブリンなど
リポたんぱく質
リポプロテイン
脂質、たんぱく質が結合した物質で、血清中の高比重 リポたんぱく(HDL)、卵黄のリポビテリンなど。
りんたんぱく質 リン酸とたんぱく質が結合した物質で、 乳汁のカゼイン、 卵黄のビテリンなど。
色素たんぱく質 色素(ヘムなど)を含むたんぱく質。シトクローム、ヘモグロビン
金属タンパク質 金属イオンを含むたんぱく質。トランスフェリン、フェリチン,メタロプロテアーゼ

● 誘導たんぱく質
たんぱく質が熱、酸、アルカリ、酵素、アルコールなどによって、   変化したもの。
分類 コメント
ゼラチン コラーゲンを長時間煮出した物。
プロテエオース たんぱく質を途中まで加水分解したもの。
ペプトン たんぱく質を途中まで加水分解したもの。
ペプチド ペプトンにより更に分解が進んだ2〜10数個のアミノ酸の          結合物


 ⇒ アミノ酸

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