Subject : 消化器系(消化管と消化腺)
カテゴリー : 学びの館 > 生物
消化器系
消化とは、食物の中の養分を消化器や消化液の働きで分解し、体の中に 取り入れやすい物質にすることです。
消化は、大きな物質を小さな物質にすることとと、 水に溶けるものに変化させ、血液中に吸収しやすくする役目があります。
消化器系は食物の摂取、消化、消化された食物からの栄養素の吸収、排泄、 および、それらを行うための運搬、といった働きを担う器官群のことです。 消化器系は、大きく消化管と消化腺の2つに分けられる
消化器系は口から肛門まで続く長い管状の器官で、消化管は口、のど、食道、胃、
小腸
、大腸、直腸、肛門で構成されています。また、消化器系には膵臓(すいぞう)、
肝臓
、胆嚢(たんのう)も含まれます。これらは消化管の外側に位置している臓器です。
● 消化管
消化管の構造は動物ごとに異なっている。例えば、牛や羊等の動物は分かれた胃と長い腸を持っている。ヒトの消化管は以下の器官からなっている。
口 - 咽頭 - 食道 - 胃 - 小腸(十二指腸、空腸、回腸) - 大腸(盲腸、虫垂、 結腸(上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)、直腸) - 肛門
● 消化腺
消化管の筋肉の運動(消化運動)によりられ、
消化酵素の働きで消化される。
消化液を出す器官を消化腺といい、消化液を分泌します。 消化液の中に含まれ、養分を化学的に分解する物質を
消化酵素
といいます。 それにより、養分は吸収されやすくなる。
消化腺
消化液
メモ
唾液腺
口に唾液を分泌
アミラーゼ、マルターゼ
胃腺
胃に胃液を分泌
ペプシン、リパーゼ
肝臓
胆汁を分泌。胆汁は胆のうに蓄えられ、
その後十二指腸へ
膵臓
十二指腸に膵液を分泌
アミラーゼ、リパーゼ、トリプシン
腸腺
小腸に腸液を分泌
⇒
肺呼吸のしくみ
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