Subject   : ピスタチオ(Pistachio)

カテゴリー  : 食品・料理 


 ピスタチオ(Pistachio)
 ピスタチオ(学名:Pistacia vera)は、ウルシ科カイノキ属の樹木。およびそれから採ったナッツ

マカデイミアとも呼ばれる。原産地はオーストラリア。

 原産は地中海沿岸。農耕文明の初期以来、この地に自生していた原種を食用に栽培してきたものである。主な生産地はイラン、アメリカ、トルコ、イタリアなどであり、現在の生産量はイランが世界一である。
長径3cmほどの楕円形の殻果は、成熟すると一辺が裂けた独特の形状となり、熟すと落木する。 熟した種子を殻果ごと焙煎し塩味をつけたものを食用とする。

ピスタチオナッツ種子はピスタチオグリーンと呼ばれる緑色が残り、味は他のナッツ類と異なる独特の風味があり、「ナッツの女王」とも呼ばれる。また殻を割るパチンという音も心地よく、肴として用いられる。
ナッツとして食べる他に、緑色を活かして、ペーストにして製菓材料に用いたり、ケーキの飾りつけに用いたりする。

アミノ酸を作るために必要なビタミンB6を多く含み、皮膚炎、口内炎、湿疹に効果がある。またカリウム、ナトリウムが多く含まれており、動脈硬化を予防し血圧を正常に保つ働きが期待できる

2002年7月、日本に輸入されたイラン産のピスタチオナッツについて、発癌性物質のアフラトキシンが相次いで検出された。アフラトキシンは カビ毒(マイコトキシン)の一種であり、天然の 発癌性物質の中でも最強の毒性を持つ。
 ⇒ 種実類

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