Subject   : プロゲステロン(P)

カテゴリー  : 話題のことば > ホルモン


 プロゲステロン(P)
progesterone
プロゲステロン(P)は,副腎皮質,性腺において3β-ハイドロキシステロイド-デハイドロゲナーゼの作用でプレグネノロンから生成される。女性では卵巣あるいは胎盤から生成,分泌され,黄体機能や妊娠と関連して重要な役割を果たしている。一方男性では主に副腎皮質や睾丸組織内より分泌され,末梢血中に微量に検出される。プロゲステロンは,微量測定が可能になり,卵巣,胎盤機能の指標として用いられている

・妊娠の経過とともに増量し,妊娠39週でピークに達する。ただし,妊娠初期において妊娠黄体由来のピーク形成から,胎盤由来のピーク形成の間で一時期減少する。
・日内・日差変動および月経周期にともなう変動を考慮する必要があり,単一の測定値より経時的測定と関連項目による総合的判断が必要となる。

 △ 高値疾患
・先天性副腎過形成 ・ クッシング症 ・ 副腎癌・ 妊娠

 ▼ 低値疾患
・無月経 ・ 排卵異常 ・ アジソン病 ・ 汎下垂体機能低下症

 ⇒ ホルモンがつくられる部位と機能

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